「一心金子」。飯田橋にある天ぷらの専門店です。今日いただいたのは東京産の素材にこだわった「東京産コース」。江戸前の鱚、めごち、穴子などを楽しめます。他にも車海老や紋甲烏賊などの定番食材も。やっぱり天ぷらは職人さんが揚げてくれる、揚げたてアツアツを食べるのが一番だね!
2023年4月26日(水)。
同期合格の女性弁理士2人と会食。この2人。同じ弁理士試験ゼミで勉強をし、同じ年(2011年)に最終合格をした仲間です。合格からもう10年以上経ちますが、未だにお付き合いが続いています。
この2人で思い出すのは、試験に合格して弁理士登録が済んだ直後、高級鉄板焼店・表参道うかい亭に、1万円以上もするランチを食べに行ったことです。ランチで10,000円以上って(苦笑)。弁理士になって気が大きくなったんですかねぇ。
思えば、これが僕が美食に目覚めたきっかけ、「スイーツ弁理士」爆誕の瞬間だったのかもしれません。
今日は1人が、何年間かのベルギー住まいから日本に戻ってきたのでね。久し振りの再会を祝してこの会を開催しました。
「天ぷら 一心金子」について
「天ぷら 一心金子」は飯田橋にある天ぷらの専門店です。
お店の公式サイトには、
揚げたてを食べて頂きたい。
天ぷら一心金子 飯田橋(公式)
一心金子は、創業明治38年唯一の天ぷら専門・日本料理紹介所「一心会」の職人が揚げております。匠の技を継承した職人が一人一人のお客様に天ぷらをお揚げ致します。
とあります。
天ぷらは職人さんが揚げた揚げたてのものをその場でいただく。そこに醍醐味があるんですよね。家庭では出せない味。やっぱり揚げ物はお店で食べるに限りますよ。僕も天ぷらの専門店は久し振り。楽しみです!
アクセス
「一心金子」はJR・東京メトロの飯田橋駅が最寄り。JRの東口かメトロのA4出口から行くのが近いです。飯田橋で天ぷらっていうと、神楽坂の方かなと思ったんですが逆。お堀の内側です。
飯田橋プラーノのプラーノモールというショッピングモールの中にあります。駅から歩いて2-3分です。JRの線路沿い、お堀沿いの道路から行った方がお店を見つけやすいです。道からの入り口にお店の看板も出ています。
店舗外観
白のれんに木の表札。和の名店の雰囲気を感じます。
店内の雰囲気
お店を入って右手の半個室のテーブル席。テーブル、壁、格子戸。全てが木。落ち着きのある空間です。
今回は3人だったのでテーブル席にしましたが、2人ならカウンター席がいいかも。目の前で揚げてもらえますからね。
テーブルに置いてあるのは様々な塩。右から、プレーンな塩、黒豆の塩、赤オクラの塩、柑橘の塩。
「天ぷら 一心金子」のメニュー(東京産コース)
- 先付け|江戸甘味噌のぬた
- 天麩羅|紋甲烏賊と茗荷
- 天麩羅|車海老(巻海老)と大葉
- 天麩羅|江戸前・鱚と江戸前・めごち
- 天麩羅|江戸前・穴子一本揚げと椎茸
- 食事|小海老のかき揚げ(天丼もしくは天茶)
- 水菓子|自家製・江戸あんみつ
この日のメニュー。仕入れによってメニュー内容は変わることもあるみたいです。
- ビール(プレミアムモルツ)
- 日本酒
- 果実酒(梅酒)
- ワイン(赤、白、スパークリング)
- ノンアルコールドリンク(オレンジジュース、コーラ、ジンジャーエール、烏龍茶)
今回は一休からの予約で、1ドリンクサービスでした。
「天ぷら 一心金子」の「東京産コース」
では、「一心金子」の「東京産コース」を紹介していきます。
先付け|江戸甘味噌のぬた
深川浅利、千住ネギ、東京うど、江戸小松菜を使ったぬた。
こちらも東京産。味噌で和えてあります。ほんのひとくちだけど濃厚。お酒を飲む人はこういうの好きそうだね。僕はお酒は飲まないけど、酒のつまみは大好き。
天麩羅|紋甲烏賊と茗荷
大ぶりの茗荷が2本。食べごたえがあります。
茗荷というと薬味に使うことがほとんど。なかなか火を入れて食べることはありませんよね。美味いですよ。肉厚でホックリしています。香りも良い。
今回出てきた中で一番衝撃的だったのはこの紋甲烏賊かも。
肉厚で歯ごたえがあって、でも決して固くない。ほんのりイカの甘みを感じられる。あぁ、イカって美味いんだなと。
実は僕はイカ・タコ系があまり得意じゃなくてね。あのクニャっとした食感が(苦笑)
ちゃんと美味しいのを食べていないからなんだろうけど。でも、これはいい。これなら食べたい!
天麩羅|車海老(巻海老)と大葉
天ぷらというと、やっぱり海老。海老天。
今回の素材は車海老の中でも型の小さい巻海老。プリっとした食感。海老独特のうまみがあります。海老は刺し身より天ぷらの方がいいですね。より甘みを感じられます。当然、身が主役なのだけど、何気に好きなのが足の素揚げ。パリパリっとした食感と香ばしさがいいんです。
大葉もね。刺身に添えられていると手を出さなかったりするんですが、天ぷらにすると美味いんですよね。車海老の濃厚な味と大葉のさっぱりとした味。絶妙なコンビネーションです。
天麩羅|江戸前・鱚と江戸前・めごち
白身魚の天ぷらって好きなんですよね。魚の旨味が凝縮されている感じがして。白身魚は味わいが淡白なので、余計そう思うのかもしれません。
鱚なんて美味いじゃないの。上品で淡白な味の白身魚がごま油の香りをまとって出てくる。最高です。
でも、この「めごち」よ(すいません。写真を撮る前にかぶりついちゃいました)。鱚より強い旨味を感じます。ナリは小さい。天ぷらのネタとしてしか名前を聞いたことがない。でも、味のインパクトは抜群。ぜひ食べて欲しいです。めごち!
天麩羅|江戸前・穴子一本揚げと椎茸
どうです?この立派な穴子と椎茸!
穴子は同じニョロ系のうなぎと比べて淡白な味わい。特に今の時期の穴子は。だから一本まるごと出てきても美味しくいただける。衣のバリッとした食感とふんわりとした身。あっさりした食材こそ、天ぷらという調理法があっているのかもね。
椎茸はどんこ椎茸と言うんですかね。これだけ肉厚だと食べごたえがあります。
ここまでで天麩羅は終わり。お食事(ご飯物)の前に、お店のお姉さんが「お好み天麩羅」のメニューを持ってきてくれました。
僕はお腹いっぱいだったので遠慮しましたが、まだ物足りないという人はここで追加オーダーすることができます。雲丹の天麩羅なんて興味がありますが、なかなかいいお値段。
素材ごとの値付けも興味深いです。雲丹や活 巻海老がお高めなのは想定の範囲内。でも、帆立やふくは意外に安い。めごちは鱚より高くて、穴子と同じ値段。希少度の違いかもしれません。
食事|小海老のかき揚げ(天丼もしくは天茶)
お食事(ご飯物)は小海老のかき揚げの天丼か天茶(お茶漬け)。天茶はだし茶漬けとほうじ茶から選べます。
僕はさっぱりしてそうな天茶(ほうじ茶)にしました。正解!これだとコースの最後、ちょっとボリュームのあるかき揚げもさらっといただけます。緑茶じゃなくて、ほうじ茶というのがいいんですよ。
水菓子|自家製・江戸あんみつ
シメのスイーツはあんみつ。
天麩羅の油をさらっと流してくれる。さっぱりとした和スイーツ。器がおしゃれ。あんこは程よい甘み。ゼリーとは違う、寒天のシャクっシャクっという食感が心地よいです。
シメのスイーツはあんみつ。
天麩羅の油をさらっと流してくれる。さっぱりとした和スイーツ。器がおしゃれ。あんこは程よい甘み。ゼリーとは違う、寒天のシャクっシャクっという食感が心地よいです。
「天ぷら 一心金子」の感想
やっぱり揚げ物はお店で、揚げたてを食べるに限りますね。
素材に衣を付けて揚げる。誰が考えたんでしょう。天才!
「天ぷら」は「フライ」より素材との一体感を感じます。素材の美味しさをより引き出す調理法。日本人ならではの繊細さ・細やかさが現れていますよね。
次はカウンター席で職人さんの揚げているところを見ながら食べよう。
久しぶりの天ぷら、美味しゅうございました。
一心金子のネット予約
一心金子はネット予約をすることができます。
今回は、一休でネット予約しました!
食べログからもネット予約できますが、一休の予約システムに飛ばされるだけです。