「三浦旬菜オーベルジュ」を標榜する、宿泊可能なレストラン「バーディーハウス三浦海岸」の食べ歩きリポートです。
残念ながら、「バーディーハウス三浦海岸」は閉店しました。現在は会員制のペットホテル「わん’sLAND 三浦海岸」となっているようです。
2017年3月10日(金)。三浦海岸での合宿セミナーに参加することになりました。
これに備えて前泊する宿を物色。そこでヒットしたのが「バーディーハウス三浦海岸」さんでした。
別名「三浦旬菜オーベルジュ」。「オーベルジュ」って、宿泊施設を備えたレストランなんですね。三浦の捕れたての魚介と旬な野菜を活かした創作イタリアンが愉しめるリゾートオーベルジュということです。お料理には相当自信があると見ました。これは楽しみだー!
せっかくの料理にありつけない?宿泊当日にトラブル発生!
そしてやってきた宿泊当日。
ヤマダは焦っていました。
確定申告のために税理士さんに提出しなければいけない資料がまだ完成していなかったのです。
ガチャガチャとキーボードを叩いて、エクセルにデータがまとまったのが16時頃。
「よしっ!これを印刷すれば終わりだ!」と思って、印刷ボタンをクリックしたら、なんとPCがフリーズ!
1時間くらいの作業内容が吹っ飛び、データを作り直す事態に…。
泣きながらデータを作り終えたときには時計は既に17時過ぎ。
それから慌てて準備をし、出発したのが18時。
三浦海岸の駅に着いた頃にはとっぷりと日も暮れ、時計は20時を回っていました。
▲ 駅に着いた時は辺りは真っ暗
ディナー
本来なら食事は19時スタート。
これだけ遅れると、「対応できません」と言われても仕方のないところ。
でも、ここでバーディーハウスさんは神対応!
「少し速めに(料理を)出しますね」とだけ言って、料理を提供してくれることになりました(感謝)。
地物の旬菜や鮮魚を活かした会席風イタリアンのフルコース。
はじまりはじまり!
三浦野菜のサラダ仕立て(前菜)
まずは前菜から。
三浦の野菜を使ったサラダです。
▲ 彩り鮮やかな具だくさんサラダ&濃厚な洋ナシジュース
三崎のマグロにタコ、サーモン。
モッツァレラ、生ハム、イタリアンソーセージも入っています。
野菜はフルーツトマトに、三浦の名物、大根!
水っぽくないんですよね。
しっかりした食感で噛みしめると甘みがあります。
彩り豊か。
食材もバラエティに富んでいる。
ボリュームもあって、前菜には十分過ぎる、食べでのあるサラダでした!
横にあるのは、日本ではあまり見かけない洋ナシのジュース「スッコ・ディ・ペーラ」。
果汁70%と書いてあったけど、かなり濃厚。
美味しかった!
<三浦産>紫カリフラワーのスープ(スープ)
お次はスープ。
これまた珍しい!
紫カリフラワーのスープです。
▲ キレイな紫色。紫のカリフラワーは見たことがない
あえて食感を残した、まるでリゾットのような口当たりの濃厚なスープです。
優しい塩味が野菜本来の味を引き出している感じ。
これは美味いですね!
他のお客さんにもこのスープは大人気でした。
奥にあるのは溶岩釜で焼いたバケット。
フランスパンよりは軟らかい。
でも、しっかり焼いてあって噛みしめると美味しいタイプのパンです。
オリーブオイルを付けたり、スープを絡ませたり。
こちらも美味しく頂きました。
無農薬野菜の盛り合わせ(シェフからのサービス)
ここで、メニューにはないスペシャル料理が!
シェフから、メニューにない野菜の盛り合わせがサービスされました。
▲ ザ・野菜!
シェフのご自慢の野菜なんでしょうね。
ソースもない。
ドレッシングもない。
塩すらない。
全く手を入れていない素の野菜です。
大根もキュウリもラディッシュも、噛むとパキッと、しっかりした歯ごたえがあります。
東京で食べるものより香りも強いです。
何というか…。
生命力を感じる味です。
地の野菜、採れたての野菜はそれだけで美味いんですね!
パスタ ~ジャガイモのニョッキ~
ここで大失態!
お腹が減っていたせいかパスタの写真を撮り忘れました。
運ばれてくる時に既にチーズの香りがフワッと漂って食欲をそそります。
白玉のようなもっちりした食感のニョッキに、濃度の高いクリームソースがかかっています。
表面は冷めていても、食べ進めていくと中は熱々。
あまりニョッキは頼まないけれど、これは美味しかった!
バクバクと食べてしまい、すぐに完食です!
三崎港真鯛のソテー アサリのソース(魚料理)
そして、魚料理。
シンプルな真鯛のソテーです。
▲ スープを吸った春菊とちりめんキャベツも美味しい
淡白な白身の鯛に、ほんの少しの塩。
あさりの旨味を活かした優しいあっさり味。
あさりだけに!(失礼…)。
シェフに聞いてみました。
「あえて塩を抑えているんですか?」と。
そうしたら、「えぇ。やっぱり食材の味を活かしたいんで。」とのお答え。
あさりの旨味を吸った、ちりめんキャベツも美味しかったですよ!
合鴨のロースト ラズベリーソース(肉料理)
最後は肉料理。
合鴨のローストです。
▲ 合鴨の食感と脂を楽しめる
他の方はローストビーフだった模様。
合鴨はヤマダだけ。
ちょっと特別な感じがします♪
鴨より柔らかいけれど、鶏肉よりはずっと弾力がある。
そして脂にコクがある感じ。
ほんのり甘く酸味の効いたラズベリーソースがよく合います。
お酒の好きな人なら赤ワインを飲みたくなるかもしれません。
自家製パンナコッタ 三浦イチゴソース(デザート)
そして、お約束のドルチェ。
今日はパンナコッタです。
▲ お徳用サイズのパンナコッタに濃厚なイチゴソースを添えて
レストランのドルチェって結構、貧相だったりします。
でもここのは大ぶりの容器に入っていて、スイーツ好きも満足できるボリュームです。
ツルンとした食感のパンナコッタに、カットしたイチゴが添えられています。
その上からかかっているイチゴのソースが濃厚!
深煎りイタリアンローストのコーヒーと一緒に頂きました。
今日はブラックで…。
まとめ
美味しいし量も十分。
大満足でした。
そして、サービスが心地よいです。
予定より大分遅れてしまったんですけど、本当に良くしてもらいました。
広々として天井も高く、開放感があるレストランです。
女性ヴォーカリストの歌うジャズナンバーがBGMで流れていました。
時間の流れもゆったりとしていて、くつろげます。
遅く着いたので、最後は貸し切り状態(笑)
贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
▲ レストランスペースは広々。カラフルなチェアーがポップでおしゃれ。
次は少しお酒も飲ませてもらおう。
いい時間を過ごせそうです。
定期的に訪れたいお店です!
▲ シェイカーを振ってカクテルを作りたくなる。
朝食
朝食も頂きました。
▲ 可愛らしいウェルカムボード
具だくさんスープが登場しました。
朝から温かい料理は嬉しいですね。
身体が温まって、シャキッとします。
▲ 具だくさんスープ。
宿は小ぶりでアットホーム
宿もよかったです。
モノクロにしてみました。
カッコよくないですか?(笑)
3階建ての小ぶりなホテルです。
そんなにスタッフも多くないでしょう。
そうじ一つとっても大変だと思います。
でも皆さん笑顔!
まるでペンションのようなアットホームな対応が嬉しいんですよね。
▲ リゾートペンション風のチェックインカウンター
▲ 部屋も一人には十分過ぎる広さ。ゆっくりとくつろげる。
お店情報
住所: 神奈川県三浦市南下浦町上宮田555