今回は、一風変わったイタリアン、サルディーニャの郷土料理を提供してくれる「サポセントゥ ディ アキ@築地」をリポートします。
2017年3月30日(木)。
弁理士試験ゼミ仲間のさっこちゃんが事務所に遊びに来てくれました。
で、事務所から近い東銀座・築地エリアのレストランを物色。
イタリアンがご所望ということで、今回選んだのが「サポセントゥ ディ アキ」さん。
このお店の自慢はサルデーニャ島の郷土料理です。
サルディーニャといえば、地中海から取れる海の幸、そして島に放牧されている羊!
「イタリアンは食傷気味…」なんて方もいますけどね。
イタリア料理といっても、地方によって食材や味付けは全く違います。
まだまだ未開拓のイタリア料理もあるんじゃないですか?
ちょっと変わったイタリアンを食べられそうです。
楽しみ楽しみ。
アクセス:最寄りは築地駅か新富町駅。東銀座駅からも徒歩圏
事務所を出て、昭和通りを日本橋方面へ。
東銀座駅のある三原橋の交差点を右折して晴海通りに入ります。
歌舞伎座の前を通過し、万年橋を渡り、更に進みます。
タリーズの角を左折し、しばらく歩くと左手にお店が見えました。
▲ ちょっと古びた感じの店構え。手書きのボードに自慢の料理が並ぶ
最寄りは有楽町線・新富町駅(徒歩2-3分)。
日比谷線・築地駅にも近いです(徒歩5分)。
東銀座駅からだと徒歩10分くらいかかりました。
シェフにおまかせのディナーコース(全7品)を頂く
今日のお料理はシェフにおまかせのディナーコース。
アミューズ、前菜×2品、パスタ×2品、メイン料理、デザートの全7品のコースです。
新玉葱のパンナコッタ(アミューズ)
アミューズは新玉葱のパンナコッタ。
まるでドルチェのような可愛らしい造形の一口前菜です。
▲ 新玉葱のパンナコッタ
塩味は控えめ。
新玉葱の香りと甘みが引き立っています。
ソフトでプルンとした触感が楽しめます。
ヤリイカの炙り(前菜1品目)
1つ目の前菜はヤリイカの炙り。
軽く炙ったヤリイカにアサリと春菊を和えた春らしい一品です。
▲ ヤリイカの炙り アサリ 菜の花 竹炭のソース
正直、イカはあまり得意ではないんです。
あの食感が…。
でも、これは美味しかった!
イカを薄くスライスして、しかも絶妙な火入れで中が半レアに仕上げてあります。
とても食べやすいんです。
ソースはイカ墨ではなく竹炭で色を付けているそうです。
濃厚に見えますが、見かけよりサッパリしています。
ウチムラサキ貝のフリット(前菜2品目)
2つ目の前菜はウチムラサキ貝のフリット。
そら豆などの春野菜が添えてあります。
▲ ウチムラサキ貝のフリットと春野菜のサラダ
「ウチムラサキ貝」というのは初めて聞きました。
二枚貝で大アサリと呼ばれることもあるみたいですね。
貝のフリットも初体験でしたが、美味しかったですねぇ。
火はしっかり入っているのに、とろけるような食感。絶妙な仕上がりでした。
桜えびのタリオリーニ(パスタ1品目)
1つ目のパスタは桜えびのタリオリーニ。
これでもかという程、ふんだんに桜えびが使われています。
▲ 桜えびとセミドライトマトのタリオリーニ
桜えびの香ばしい香りと食感、そしてセミドライトマトの爽やかな風味が効いています。
このパスタ、自家製なんですよね。
乾麺じゃない自家製のパスタって、柔らかくてモッチリした食感ですよね?
でも、このパスタはかなり歯ごたえ(コシ)があります。
まるでしっかり打ったうどんのようです。
これ、好きだわー!
トルテッリ(パスタ2品目)
2つめのパスタはトルテッリという詰め物をしたパスタ。
ラビオリの仲間ですね。
中にイタリア産の高級ハム(クラテッロ)が詰めてあります。
▲ イタリア産ハムを詰めたトルテッリ ネギバターソース グリーンピースのピュレ
1つ目のタリオリーニはトマトを使った南イタリア風。
こっちはバターを使った北イタリア風。
グリーンピースのピュレが春らしさを演出しています。
子羊のロースト(メイン)
メインは子羊のロースト。
一品一品はさほど量があるわけではありません。
でも、時間差で5品を食べてくると、そこそこお腹が一杯になってきます。
そこで、このメイン料理が登場。
どっしりとした佇まいです(笑)
▲ 子羊のロースト 新じゃがとマッシュルーム
子羊は全くクセがありません。
そして、写真でも分かるように軟らかく焼きあがっています。
油っこくなく、サッパリしているので、満腹状態でも完食できました!
細かく刻んで揚げたマッシュルームから香ばしい香りがします。
これを肉に絡めながら食べると、また別の味わいを楽しめます。
桜のモンブラン(デザート)
デザートは桜のモンブラン。
桜餅のような香りが漂うモンブランに、桜色のパウダー。
まさに春のこの時期にピッタリのデザートです。
モンブランにはクッキーのような焼き菓子とジェラートが添えられています。
▲ 桜のモンブランとグラッパのジェラート
ジェラートはグラッパ(イタリアのブランデー)のジェラート。
爽やかなジェラートで、モンブランとクッキーの濃厚な甘みを中和してくれます。
さっこちゃんにはメッセージ入りのプレートを用意してもらいました。
▲ デザート:さっこちゃんバージョン
店内の雰囲気:雰囲気良し。広々として心地よく過ごせる空間
広々として、各テーブル同士の間隔も広く保たれています。
BGMには女性ヴォーカルのジャズ。
非常に心地よく過ごせる空間です。
▲ ゆったりとした店内
今日のコース(一休限定)
イタリア仕込みの特別お任せディナー全7品のコース(4,860円)
紹介した7品に食前酒のミモザと食後のコーヒーが付きます。
まとめ
料理全体を通して、食材に対する火の入れ方が絶妙だなという印象を持ちました。
しっかり熱は通っていて食材は温まっている。
でも、食材の中心にはレアな部分が残っていて、柔らかい食感が保たれている。
シェフの高度な技術が食材の美味しさを引き出しているんですね。
美味しゅうございました!
お店情報
公式HP: サポセントゥ ディ アキ
住所: 東京都中央区築地1丁目3−6 前田ビル1階